「平日に夫婦で晩ごはんを囲むって、そんなに難しいもんなんかな?」
——働き方を見直し、心地よい暮らしを求めて関西から長岡へ移住した夫婦のリアルな体験記。
雪国での初めての冬の洗礼や、車の必要性、関西とのギャップに驚きつつも、少しずつ見えてきた長岡の魅力と楽しみ方をお届けします。
関西からの移住を考えているあなたに、きっと参考になるはず!!
長岡の女性活躍のお手伝いをしています
私は2024年10月に兵庫県西宮市から長岡市に移住してきました。
現在は、長岡市地方創生推進部 人権・男女共同参画課 所属、市民協働ネットワーク長岡 受入団体、女性活躍推進分野の「地域おこし協力隊」として働いています。
働く女性のネットワークづくりコーディネーターとして、「女性が自分らしく元気な活動につながるネットワークづくりや情報発信」を行ったり、働く女性の座談会の場でもある、体と心を癒す「Friday Night CAFE」等を企画しています!
これからこの「移住ブログ」にて、移住者の視点で長岡に関するいろいろな情報を発信していきたいと思います。
関西在住時、移住を考えだした理由

私たち夫婦は、結婚してから平日一緒に晩御飯を食べたことがありませんでした。
夫は建築士として朝から晩まで馬車馬のように働き、だいたい帰宅は23時ぐらい。
働き方改革が入っても、早くて21時帰宅という日々が続いていました。
帰宅してから晩御飯を食べていたら、胃がもたれて体の調子が悪くなりそうなので、お昼と夜のお弁当をふたつ持たせていました。
こんな状態でずっと働き続けるのは無理だ~!
ワークライフバランスを見直して、じぶんの時間を確保し、夫婦で穏やかに暮らしたい!と話し合い、移住を考えだしました。
そうして、実際に動き出したのが2022年3月。
兵庫県丹波市の「移住ツアー」に参加したのが最初のアクションとなります。
そこから私たちの移住先探しが始まりました。
そして、なんやかんやで長岡にご縁があり、2024年8月に、夫・私ともに転職先と住居(賃貸マンション)を決め、9月末に長岡に引っ越してきました。
関西から移住 雪に関する失敗事例

関西では雪はほとんど降りません。
降ったとしても、1~2㎝積もっただけで公共交通機関がえらい大変なことに!
長岡の雪に対する心構えは、事前に広報・魅力発信課のフライデーナイトオンライン移住相談会や、不動産会社さんからしっかり聞いておきました。
具体的なことについては、また以降のブログで詳細をお伝えすることとします。
雪に関して、ひとつ言いたいことがあります。
それはズバリ、「スノーシューズは、足をしっかり固定できるものを選び、紐靴タイプならしっかり結ぶ」ということです。
いろんな方々の意見を聞いて、できるだけ軽くて、暖かくて、すべりにくいという観点で、私は「SOREL」の紐靴タイプを選びました。
お気に入りで快適に過ごしていたのですが…。
2025年1月中旬ごろに左膝裏に激痛が走り、立っていられなくなりました。
ロキソニンテープを貼り、数日で痛みは引いたのですが、この痛みはいったい何だろう?と考えたところ…。
私は、高校生時代にバスケ部で、左膝の「前十字靱帯」を切断しており、古傷があります。
その古傷が慣れない寒さで再発したのだろうと落ち着きました。
しかし、今度は2月半ばにまた同じ現象が起こり、今度は足を引きずりながらじゃないと歩けなくなり、2週間ほど在宅勤務にしてもらうレベル。
そこでおかしいなと気づき、整形外科を受診したり、理学療法士の友人に相談したりしたところ…
慣れない雪国での歩き方及び靴の履き方が影響しているのではないかということでした。
「スノーシューズを履いてもしっかり膝裏を伸ばして歩く」
そして「靴の中で足が動かないことが大事」だということ。
それを聞いて思い当たる節が…。
私、紐をしっかり結ばずに、スポッと履いて、歩いていたんですね。
おそらくそれが影響したかと思われます。
ですので、この冬はしっかり靴ひもを結んで対応しようと思います!!
そして、膝に古傷がある人は、慎重に自分に合った靴を選ぶようにしてくださいね。
関西からの移住に適用できる支援制度は…?

補助金のことを聞いてみたら移住支援金と言われるものがありましたが、東京圏(東京・埼玉・神奈川・千葉)の方が対象なので、関西からの転入に関してはまったく補助がありませんでした…。
なぜ、東京に限定しているのでしょう?
これは、国が東京の一極集中の緩和と地方移住を進めていて、国もお金を出している補助金だからだそうです。
関西、東海、九州などの都市部からの転入でも補助金が出るようになったらいいなと思います。
結果、補助金は一切ナシで「引っ越し費用・賃貸契約費用・車購入費用・長岡訪問交通費・その他諸々」で、トータルで200万円ぐらいはかかったと思います。
そして、長岡の暮らしに必要なのはすべての移動手段になる「車」。
関西では電車・バスなどの公共交通機関が発達しており、電動自転車があればどこでも行くことができました。
もし車が必要な時でもレンタカーを借りれば事足りるので、車は保有していませんでした。
長岡に移住してから購入予定だったのですが、関西で色々と調べているうちに「関西なのに、寒冷地仕様・4WD変換可能・走行距離は8万キロだが、車内丁寧に使われている」という、好条件の車が引っ越し1か月前に見つかりました。
しかし、手続きの関係で引っ越しには間に合わず…。
11月初旬に兵庫県明石市まで取りに行くことになるのですが、長岡まで車をもってくるのがまた大変で!!!!!!!
結局、休憩を取りながら安全運転で9時間かかりました~!
ですので、関西からもしくはそれより遠方から移住される場合は、超ロングドライブを覚悟するか、現地で購入したほうが良いかもしれませんね。
移住で知った長岡市の魅力

長岡に移住して早9か月…新潟の春夏秋冬を経験しました。
雪が降り、長岡花火がある分、他の地域に比べて季節感がハッキリしていると思います。
また、お米とお魚が美味しいのもヨシ。そして、お刺身は分厚い!!
そして、長岡市内ももちろんですが、少し車を走らせればそれぞれ個性的な温泉地が広がっており、私はそれを楽しんでいます。
引っ越した当初は「こんな何もないところによく来たね~」とよく(今でも)言われましたが、視点を変えれば何でもあると思います。
要は「楽しむか楽しまないか!」
住んでみないとわからない所はたくさんあると思います。
もし移住を検討されている方がいたら、こういった移住者のリアルな暮らしが分かる記事を読んだり、「お試し移住」で暮らしを体験してみることもおすすめです。
私も長岡市の暮らしを楽しみながら、面白がりながら、今後も過ごしていこうと思います。