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2025/11/5

【移住体験ツアーレポ】ながおかの人に会いに行こうツアーで“人と繋がる”1日|発酵×歴史×働くを体感

「地方に移住して、新しいことを始めたい」「地域の人と関わりながら暮らしてみたい」——そんな思いを持つ方が増えています。

長岡市では、移住の第一歩をサポートするために、「ながおかの人に会いに行こうツアー」と題して、長岡の人と繋がれるオーダーメイド型移住体験ツアーを企画しています。

今回は実際にツアーへ参加したNさんの体験を通して、長岡の“リアルな魅力”をお届けします。

「人と繋がる」オーダーメイド型移住体験ツアーとは?

長岡市移住体験ツアー

長岡市移住定住相談センターが企画するこのツアーは、参加者一人ひとりの興味に合わせて内容をカスタマイズできるのが特徴。

参加前にオンラインでヒアリングを行い、「どんな人と会いたいか」「どんな暮らしをしてみたいか」などを丁寧に聞き取り、長岡の人や場所をつなげてくれます。

観光とは違い、“地域の人と関わる”ことを目的とした1日移住体験。

移住を考えるうえで欠かせない「リアルな長岡の暮らし」が、まるごと味わえるツアーです。

発酵と歴史に惹かれて──参加者さんのプロフィール

今回参加したのは、大阪府在住、30代の女性・Nさん。

普段は日本語教師として働きながらも、ワーキングホリデーに行った経験から、インバウンド向けのツアーガイドの仕事も行い、国内外の人々に日本文化を伝える活動をしています。

そんなNさんが長岡を訪れたきっかけは、「長岡の歴史や発酵文化に興味があること」そして「長岡で多拠点生活ができないか」という思いから。

今回のツアーに同行する移住相談センター職員から「アオーレ長岡」の解説を聞くNさん
今回のツアーに同行する移住相談センター職員から「アオーレ長岡」の解説を聞くNさん(画像左)

「今している仕事と同じようなことが、長岡でできないか可能性を探りたいと思って参加しました。また、歴史も大好きなので、幕末期の長岡について勉強できることを楽しみにしています。」

【体験1】発酵と循環を体現するベーカリーレストラン「ウィロウハウス」

築100年の住宅をリノベーションしてオープンした「ウィロウハウス」
築100年の住宅をリノベーションしてオープンした「ウィロウハウス」

最初に訪れたのは、長岡市を中心に食を通じた店舗・観光事業を手がけるSUZU GROUPが運営する「ウィロウハウス」。
“発酵と循環”をテーマに、地域の食材を活かした料理とパンを提供するベーカリーレストランです。

店内で焼いた地域食材をふんだんに使ったパンが並びます
地域食材をふんだんに使ったパンが並びます

代表の鈴木 将さんから、長岡の豊かな自然や風土、そして地域性を守りながら、郷土の食文化を世に広める活動についてお話を伺います。

事業にかける想いを語る鈴木さん
事業にかける想いを語る鈴木さん(画像左)

「グローバルになり均一化する世の中で、食で長岡の地域らしさを残していきたい。」

その言葉に、Nさんも大きくうなずきます。

初めてとは思えないほど、話が弾みます
初めましてとは思えないほど、話が弾みます

「鈴木さんが街おこしを頑張っていらっしゃる姿をみて、何か自分にもできることが
あれば協力したいし、鈴木さんの活動をもっと多くの方にも知ってもらえるように
身近な人達から今回の出会いについて紹介しようと思いました。」

「人と繋がる」ことをテーマにしたツアーの幕開けにふさわしい出会いとなりました。

地域の人の想いに触れ、長岡での生き方が自分ごととして感じられる時間でした。

【体験2】地元の味に舌鼓!長岡名物・青島食堂の「生姜醤油ラーメン」

青島食堂の生姜醤油ラーメンはシンプルながら飽きの来ない美味しさ
シンプルながら飽きの来ない美味しさ

昼食には、長岡市民に愛される「生姜醤油ラーメン」を堪能。

一口すすれば、あっさり醤油と生姜の身体を温めてくれる味わいが広がります。

生姜醤油ラーメンを記念にパシャリ
記念にパシャリ

「こういう地元グルメがあるって、暮らすうえで大事ですよね。久しぶりに美味しいラーメンを食べました!」

とNさん。
食文化からも“長岡の日常”を垣間見る時間になりました。

【体験3】長岡市立科学博物館で、歴史の深さに触れる

歴史、自然、文化・・・長岡のことにとっても詳しい長岡市立科学博物館の田中さん
歴史、自然、文化・・・長岡のことにとっても詳しい田中さん(画像左)

次に訪れたのは、長岡市立科学博物館

学芸係長の田中さん(ブラタモリ出演経験も!)が、縄文時代から近代にかけての展示を丁寧に、そしてユーモアを交えつつ案内してくださいました。

幕末史に興味のあるNさんは、展示に釘付け。

江戸時代の長岡城下町のジオラマを前に真剣に耳を傾けます
牧野家史料館内の江戸時代の城下町長岡のジオラマを前に真剣に耳を傾けます

「これまで長州藩や薩摩藩の歴史に触れることが多かったので、長岡藩サイドの歴史を知ることができて有意義な時間でした」

と話します。

知識だけでなく、人々の暮らしと歴史が結びついた「まちの記憶」を感じる体験に。

“学びのある暮らし”という新しい長岡の一面を発見できました。

【体験4】働くイメージを描く──テレワーク拠点を見学

作業する人、打ち合わせをする人、いろいろな方が働くassemble長岡
作業する人、打ち合わせをする人、いろいろな方が働くassemble長岡

その後は、長岡でのテレワーク拠点を見学。

最初に訪れたコワーキングスペースの「assemble長岡」は、コミュニティマネージャーが常駐し、利用者同士の交流が活発なことが特徴。

「気軽に利用できて、居心地がいいですね!」

とNさん。

続いて、ミライエ内にある「NadecBase」へ。

図書館の中に併設されたワークスペースは、静かで創造的な空気が流れています。

ミライエ内の図書館に併設されたカフェ「BOOKMARKS CAFE」もSUZU GROUPが運営しています
ミライエ内の図書館に併設されたカフェ「BOOKMARKS CAFE」もSUZU GROUPが運営しています
「本に囲まれて仕事できるなんて最高!長岡でのワーケーションがイメージできました」

と笑顔。

穏やかな時間の流れの中で、“働く”と“学ぶ”が自然に繋がる感覚を実感していました。

【体験5】長岡の個性派スポット「松田ペット」へ!

すっかり観光地になった長岡の珍スポット「松田ペット」
すっかり観光地になった長岡の珍スポット「松田ペット」

ツアーの終盤に訪れたのは、長岡市民にはおなじみのユニークなお店「松田ペット」、通称「松ぺ」。

「犬猫美容」と書かれた手書きの看板はどれも少しずつ趣きが異なり、一度見たら忘れられないビジュアルはSNSでも話題になるほど。

「最初はちょっと驚いたけれど(笑)、こういう独特の文化があるのも面白いですね。地域の“人間味”を感じました」

とNさん。

クセの強いグッズたち
松ぺの社長のアクリルスタンドを筆頭に、やはりクセの強いグッズたち

最後に、信濃川を横目に見ながら、長岡駅へと帰路につきます。

1日を通して“長岡の人とつながる旅”が幕を閉じました。

参加者の声:「好きなものを通して、長岡を知る旅」

「事前のインタビューからとても丁寧に⻑岡での情報を提供してもらえて、来る前からワクワクでした。期待値が高かったのに、それを軽く上回るほどの満足度でした。」

Nさんにとって、この1日は単なる体験ではなく、これからの暮らしを考えるきっかけになったようです。

長岡移住を考えたら、まずは「長岡市移住定住相談センター」へ

今回のツアーを企画・運営しているのが、長岡市移住定住相談センター

オンラインや対面での相談はもちろん、現地案内や仕事・住まい探しのサポートも行っています。

相談員は全員、長岡での暮らしを知り尽くした地域の専門家。

一人ひとりの希望に寄り添いながら、「あなたに合った長岡のはじめ方」を一緒に考えてくれます。

我々、移住定住相談センターがご希望をうかがいます!
我々、移住定住相談センターがご希望をうかがいます!

長岡で、“新しいはじまり”を見つけよう

人との出会いから、食、歴史、働く場所まで。

今回のツアーは、長岡の「リアルな暮らし」を体感できる1日でした。

長岡の魅力は、自然でも観光地でもなく、そこに生きる“人”そのもの

「誰かと繋がること」から、あなたの長岡ライフが始まります。

次は、あなたが長岡の人たちと出会う番です。

この記事を書いた人

長岡市移住コンシェルジュ 中島はな
長岡市移住コンシェルジュ 中島はな
兵庫県姫路市出身。大学卒業後、外資系IT企業、新潟市の海運会社を経て2025年9月に長岡市地域おこし協力隊に着任。3度の飯とスウィングダンスが大好き。移住を期にスウィングダンス未踏の地・長岡でサークルを立ち上げ、ダンサー100人を目指して日々活動中。