突然ですが、長岡市でフィットネスジムを探すのは難しいですよね。
- 置いているマシンのメーカーや種類
- フリーウェイトエリアの広さやパワーラックの台数
- ダンベルは何キロまで用意されているか
などなど…
長岡市には市営・民間のスポーツジムが複数ありますが、本当に知りたい情報はインターネット上で公表されていません。
実際にジムに行かないと知ることができない情報が多すぎるのです。
そこで!!
今回は筋トレ大好き人間である僕が実際にジムを取材させていただき、僕の偏見と独断で各ジムのメリット・デメリットをまとめさせていただきました。
選定基準は後ほど詳しくお伝えさせていただきますが、この記事で取り上げさせていただいたジムは「長岡市市民体育館」・「エニタイムフィットネス 長岡七日町店」・「FIT365 長岡古正寺店」の3店舗です。
(それぞれ正式に取材申込をさせていただき、快諾頂きました。ご協力いただきありがとうございました!)
長岡市でのジム探しの参考にしていただけると嬉しいです。
ジムの立地は住む場所に大きな影響を与えます
本編に入る前に、軽く自己紹介をさせていただきます。
改めまして、こんにちは!チカラコブ株式会社の小川健太と申します。
2020年9月に大宮から長岡に移住し、隣の見附市で「チカラコブ株式会社」という法人をやっています。ふざけた社名ではありますが「お客様の健康寿命を延ばすお手伝いをする」という使命を果たすべく、毎日頑張っています。
自分は新型コロナウイルスをキッカケに、妻の実家がある長岡市に移住することを決断しました。
文字にすると簡単に決断したように見えますが、実際は悩みまくりでした。
- 慣れた生活から大きく変化するのが怖い
- 知り合いが1人もいない場所で生きていけるか不安
- 仕事が上手くいかなくなったらどうしよう
最終的には「ダメだったらまた帰ってくれば良いか!」と思えて移住に踏み切ったわけですが、この時に感じたことや考えたことは自社メディアである「リザルトブログ」の方で記事にしています。
※この記事の一番下にリンクが貼ってあります。
ビックリするほど長い記事(2万字ぐらい)なので、お時間があるタイミングで読んでみてください。
上記の記事でも軽く触れているのですが、長岡に移住することを決めた時、最初に困ったのは「どのジムに通うか?」という問題です。
(自分自身を「筋トレガチ勢」と言うのはだいぶ盛っている表現なのですが、一応大会に出たことがあるぐらいは筋トレが好きで自分なりに真剣に取り組んでいます。)
ググっても長岡のジム情報を全然見つけることができなかったので、引っ越し前に長岡に来て、レンタカーを借りて市内のジムを一通り見学しにいきました。
このエピソードを話すと笑われることが多いですが、本人からしてみると深刻な問題なんです。
筋トレ好きな人間にとって、ジムに通うことは日常生活の一部です。
「どのジムに通うか?」という選択は「どのエリアに住むか?」という選択に直接的に関わってきます。自宅からジムは近ければ近いほど良いのです。
筋トレをガッツリとやりたい派の僕が長岡のジムを一通り見学して出した結論は「通うなら【FIT365】か【エニタイムフィットネス】の2択、次点で【長岡市市民体育館】」でした。(2020年8月時点)
なので今回の記事では上記3つの施設を取材してジムの紹介をしています。
完全なる余談ではありますが、2020年8月時点では2021年1月頃にエニタイムフィットネスが宮内に出店する計画がありました。
エニタイムフィットネスのHPでその情報を見つけたので住まいを宮内にしたのですが、残念ながら話が流れてジム難民となりました。(非常にツラい状況でしたが、ジムが近くにないからこそ自分でジムを始めようと思えたので、今となっては結果オーライだったと思えています。)
ジム選びを間違えると生活の質が変わってしまうので、この記事があなたのジム選びの参考になることを祈っています。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは各ジムの紹介に移りたいと思います!
おすすめ1.エニタイムフィットネス 長岡七日町店
エニタイムフィットネス長岡七日町店(〒940-2122 新潟県長岡市福山町 川原416ー1)はアクロスプラザ長岡七日町の中にある24時間型のジムです。
アクロスプラザ内にはスターバックスコーヒーや原信、マツモトキヨシなどがあり、買い物スポットとしても非常に便利な立地です。
非常に広い共同駐車場なので、車が停められないということはなさそうです。
マシンはHAMMER STRENGTH(ハンマー・ストレングス)で統一されており、設備の充実度は長岡のジムの中で一番だと思います。(都内のジムと比較すると少しだけ物足りない気持ちになりますが、一通りトレーニングすることができます。
プレートロード式よりもウェイトスタック式のマシンの方が多いです。)
フリーウェイトエリアの設備は、パワーラック3台(それぞれアジャスタブルベンチ付)・スミスマシン1台・アジャスタブルベンチ2台・フラットベンチ1台・ダンベルは1キロ刻みで1~10kgまでと2キロ刻みで12~40kgまであります。
メリット:設備の充実度、有酸素マシンがネットに繋がっている
エニタイムフィットネス長岡七日町店の一番のメリットは「設備の充実度」です。
ハンマー・ストレングスで統一されているので、本格的にトレーニングをされている方にとって「痒いところまで手が届く」マシンが揃っています。(特に背中のマシンが良いですよね!)
有酸素マシンは全部で10台ほどありネットにも接続されています。テレビを見ることはもちろん、Youtubeを観れたり、Netflixを観ることもできます。(Netflixを観るためには別途アカウントが必要です。)
YoutubeやNetflixを観ながら有酸素運動ができるのは、人によっては大きなメリットなのかなと感じました。(家でダラダラしながらYoutubeを観るよりも、有酸素しながらYoutubeを観た方がお得な気がします。)
デメリット:エニタイムフィットネスは長岡に1店舗しかない
エニタイムフィットネスの最大のメリットは「登録店舗だけでなく、他の店舗を使うことができる」という点にあります。
首都圏では「駅ごとに店舗がある」と言っても過言ではないレベルで店舗があるので、日によって別の店舗に行くことができます。(店舗によって置いてある機材が違うので、鍛える部位によって店舗を分けている人もいます。)
しかし、長岡にあるエニタイムフィットネスの店舗は「長岡七日町店」のみで、最も近い店舗は「燕三条店」となります。(残念ながら上越方向には1店舗もありません。)
新潟市に近づけば店舗数は増えますが、遠いので日常的に通うのは難しいでしょう。
月額料金7,480円(6,800円+消費税)は他店舗利用ができる権利が含まれている金額なので、個人的に高いとは思いませんが、メリットを享受しにくい点が少し残念だと感じています。(だからこそ、宮内店の計画が流れたことが残念でなりません…)
その他:店長さんがめちゃくちゃ良い人
今回の取材は店長の庭野さんに担当していただきました。
突然の取材依頼にも関わらず、驚きのスピードで対応していただきました。
まだ若い店長さんですが、言葉の節々から「より良いジムにしたい」という気概を感じました。
店長歴はまだ浅いと仰っていましたが、時間を掛けてより良いジムになっていくんだろうな…と思いました。
1つだけ「申し訳ないな…」と思うことがあります。
庭野さんは「もう少し女性のお客様を増やしたい」と仰っていたのですが、僕自身がおじさんであるが故に、女性目線での内容を全く書けないことです。
お役に立てそうになくて本当にごめんなさい。
もう少し精進したいと思います。
おすすめ2.FIT365 長岡古正寺店
FIT365長岡古正寺店(〒940-2106 新潟県長岡市古正寺237)は長岡アークプラザ北の中にある24時間型のジムです。
長岡アークプラザ内にはゼビオやヒマラヤスポーツ、ハードオフ、オフハウスなどがあり、道路を挟んだ向かい側に原信やムサシなどがあります。
古正寺は長岡の一等地ですから、立地は良いです。
室内は広々としており、マシンはMATRIX(マトリックス)が多いです。
この店舗が立ち上がった時の店長がボディビルをやっており、他の店舗よりもグレードの高い設備が揃っていると聞きました。
フリーウェイトエリアも広く、パワーラック3台(それぞれアジャスタブルベンチ付)・スミスマシン2台・ベンチ台2台・アジャスタブルベンチ2台があります。
ダンベルは1キロ刻みで1~10kgまでと2キロ刻みで12~50kgまであります。
ケーブルが3台あるのも素晴らしいです。
メリット:コストパフォーマンスの良さ
FIT365長岡古正寺店の一番のメリットは「コストパフォーマンスの良さ」です。
基本月会費2,980円(税込み3,278円)で自由にジムを使うことができます。
同時に利用することはできませんが、1人入会することで家族3名までジムを使うことができます。
このシステムを利用して夫婦でFIT365に通っている人たちを何組か知っています。
有酸素マシンの台数が非常に多いのも特徴で、有酸素をメインで通われている方も多いそうです。
施設には個室となっている女性専用エリアもあります。
女性用更衣室から直行できるので「運動している姿を見られたくない」という方には嬉しい作りとなっています。
フリーウェイトとマシンは一通り揃っているので、工夫次第で十分なトレーニングをすることができます。
デメリット:フリーウェイトエリアの床が柔らかい
実際に通ってみて気づいたことではありますが、フリーウェイトエリアの床が柔らかいことが一番のデメリットだと感じました。
特にスクワットをする時に足元が沈んでしまうのでやりづらかったです。
また「惜しい!」と感じるマシンがいくつかあったのもデメリットだと感じました。(ラットプルダウンやシーテッドロウで可動域が狭く、ストレッチが掛けにくいなど…)
実際に使ってみて感じたデメリットがあったので、入会前に一度ビジターとして利用してみて、自分の目的に合致しているかを確認することをおすすめします。
その他:自分に必要なオプションを見極めるべし
基本料金が安いFIT365ですが、基本料金で全てが使えるわけではありません。
「レディースエリア」・「契約ロッカー」・「水素水」・「タンニングマシン」・「コラーゲンマシン」・「シャワー」・「相互利用(他店舗利用)」は有料となっています。
何でもかんでもつけるというよりは、自分に必要なオプションを見極めてあげることが大事と考えます。(自分の体感ではありますが、関東圏と比べるとジムでシャワーを浴びる方は少ないです。こっちは車社会なので多少汗をかいていても気にならないからだと思います。)
フィットネスの大会に出る人に人気なのが「タンニングマシン」のオプションです。長岡にはタンニング(日焼け)できる場所が少ないので、月3,300円でタンニングがやり放題なのはありがたいです。
大会シーズン(7月~10月)は2時間待ち…なんてこともよくあります。
おすすめ3.長岡市市民体育館
長岡市市民体育館(〒940-0041 新潟県長岡市学校町1丁目2−1 長岡市市民体育館)は市民文化公園の中にある市営ジムです。
トレーニング室だけではなく、大アリーナや弓道場、武道場、器械体操専用練習場などがあります。
駐車場はありますが、他の設備で混雑している時には停めにくさを感じます。
室内には多くのお客さんがいて写真を撮れなかったですが、サイベックスのスタック式マシンが多くありました。(レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカール、チェストプレス、ペックフライ、ショルダープレス、ラットプル、シーテッドロウ、ローイング、バックエクステンション、ロータリートルソー、クランチ、アームエクステンション、アームカールなどなど…)
フリーウェイトエリアの設備は、パワーラック1台・スクワットラック1台・ベンチプレス台1台・フラットベンチ2台・ダンベルは1キロ刻みで1~10kgまでと飛び飛びで40kgぐらいまであります。
メリット:圧倒的な安さ
市民体育館の一番のメリットは「圧倒的な安さ」です。
1回だと400円ですが、3か月間会員で4,800円(月1,600円)、半年会員で8,000円(1,333円)、年間会員で13,000円(1,083円)となります。
民間スポーツジムではありえない金額でジムに通うことができます。
マシンはCYBEX(サイベックス)のものが多く、クオリティは決して低くないです。
パワーラックに用意されているプレートは200kg以上あり、普通の人にとって十分な重さがあります。
デメリット:ラインと溝が少ないシャフト、ダンベルの抜け
市民体育館のデメリットは「フリーウェイトエリアの弱さ」に感じました。
具体的には「ラインと溝が少ないシャフト」・「ダンベルの抜けが多い」という点です。
通常のシャフトにはラインと溝(ローレット)があります。
ラインは握る場所の目安であり、ローレットはシャフトが滑らないようにするためにあります。
どちらも、とても重要なものです。
ところが、市民体育館にあるシャフトは1本を除いてラインと溝が少ない状態です。
このようなシャフトは滑りやすいので使いづらいです。
また、ダンベルの重さが飛び飛びになっているのも残念です。
扱う重さが片手2kg変わるだけでもかなり大きな変化なのですが、それが4kg、6kg変わるとなると正直同じ種目はできないです。
良いマシンが揃っているだけに「勿体ない…」と感じてしまいます。
その他:体組成計が無料で使える
もう1点、市民体育館の素敵なところを紹介しておきます。
市民体育館には「ウェルネス・スポット」として、タニタの体組成計があり無料で使うことができます。
身体作りをする上で非常に役立つので、月に1回測定して自分の身体の変化をモニタリングすることができるので活用されることを強くお勧め致します。
(館内は渡邉館長にご案内いただきました。たくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました!)
長岡のフィットネスジムは「川東が弱い」
簡単ではありますが「エニタイムフィットネス長岡七日町店」・「FIT365長岡古正寺店」・「長岡市市民体育館」の3つの施設を紹介させていただきました。
自分自身が実際に足を運んで「いいな」と思えた施設ですので、少しでもジム選びの参考になれば嬉しいです。
長岡に移住して2年が経ちますが、強く感じるのは「川東の弱さ」です。
フリーウェイトがしっかりできるジムは川西に固まっているので、川東でもガッツリとトレーニングできる施設を熱望しています。
(自分は宮内からFIT365に通っていましたが、遠さがネックで行かなくなり、事務所にジムを作ってしまいました。僕ですら「遠い」と感じるので、同じく川東のジム設備を待っている方は多いはずです。)
現時点で最もポテンシャルを秘めているのは市民体育館だと思うので、長岡市は市民体育館のテコ入れをしていただきたいですね!
具体的には「シャフトの入れ替え(2本)」と「12kg~40kgまでのダンベルセットの用意」の2点からで良いと思います。
それほど莫大な費用が掛かるわけではないので、ぜひ予算をつけて欲しいです。(その時にはぜひお声がけいただき、器具選定にも関わらせていただきたいです。笑)
最後に改めてお伝えしておきますが、今回は「ガッツリとウェイトトレーニングをしたい人の目線」として3つのジムを紹介させていただきました。
ジムに通う目的は人それぞれ(運動不足を解消したい、雨の日でも有酸素運動をしたい、スタジオレッスンに通いたい、プールに通いたい…などなど)で、目的によって最適なジムは異なります。
目的に合わせたジム選びをして、理想の身体を作っていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!