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2026/8/5

リモートワークで地方移住した結果、長岡で見つけた心地よい働き方

リモートワークで地方移住した結果、長岡で見つけた心地よい働き方

みなさま、はじめまして! わたしは2025年夏に、2人の男の子を連れて東京から新潟県長岡市へUターン移住をしてきました。

現在は、東京の編集プロダクションに在籍したまま、長岡の自宅から「フルリモートワーク」で企画や制作ディレクションの仕事を続けています。つまり、転職をせずに「住む場所だけ」を長岡へ変える選択をしました。

この記事では、実際に転職せずに長岡へリモートワーク移住したわたしが体験した、リアルな仕事環境や生活スタイルを具体的にお伝えします!

  • 転職なしで移住するために会社と交わした条件
  • 大雪の日のネット速度や仕事環境
  • 実際に暮らしてみて感じたメリット・注意点、日常の楽しみ
  • 新幹線を使った東京出張のスピード感

転職なしで地方在住へ! 会社と交わした「条件」

移住を考えたきっかけは大きく2つ。実家で母がひとりになることと、子どもたちをのびのびとした環境で育てたいということです。

しかし、これまで築いてきたキャリアや、大好きな会社を離れたくはない……。そこで会社に「長岡へ帰りたいです。でも、今の仕事はフルリモートワークで続けさせてください」と、相談をしました。

結果、会社は「オンラインでつながっていよう。現場の取材調整が難しいときは、メンバーと調整していこう」と、快く受け入れてくれたのです。本当に恵まれていたと思います。

「全部オンライン」にしないことが会社への安心につながる

移住前は「遠隔で仕事がまわるか」「チームに迷惑をかけないだろうか」「地方の通信環境は大丈夫だろうか」と不安もありました。でも、実際に長岡でリモートワークを始めてみると、工夫次第で仕事も育児もバランスよく両立できています。

ただし、会社側にも納得してもらい、業務を円滑に進めるための大切なルールをひとつ決めました。

それは、「半年に1回の半期会議は、必ず対面で出席する(東京へ行く)」という約束です。

すべてをオンラインで完結させようとせず、必要に応じて東京のオフィスへ行く。この明確なルールがあるからこそ、会社もわたしも安心してこの働き方を続けられています。

通信環境や仕事場は大丈夫? 長岡で在宅ワークをする日常

地方移住×リモートワークを検討するとき、一番心配するのは「日々の業務に支障が出ないか」という点ではないでしょうか。

大雪の日もスピードは快適! 気になる長岡のインターネット事情

地方での在宅ワークで生命線となるのが「通信環境」です。

我が家では自宅に光回線を引いていますが、オンライン会議や大容量のデータ送受信も、東京時代とまったく変わらずスムーズに行えています。

わたしが暮らしているのは、豪雪地帯として知られる栃尾地域。記録的な大雪の日であっても、回線が不安定になることは一度もありませんでした。都市部と同じクオリティで安心して働けるインフラが、長岡にはしっかり整っています。

リモートワークで地方移住して感じたメリット

東京での仕事を続けながら長岡へ移住したことで、通勤時間がなくなり、家族と過ごす時間や仕事に集中できる環境が増えました。

ここでは、実際に暮らして感じた、リモートワークだからこそ実現できた地方移住のメリットをご紹介します。

通勤時間ゼロで、仕事と家族の時間を両立できる

東京で働いていた頃は、毎日の満員電車に揺られ、通勤だけで往復3時間近くを費やす日々。

平日は子どもたちとゆっくり会話する時間も満足に取れませんでした。

しかし、長岡で在宅ワークを始めてからは、生活リズムが劇的に変わりました。

始業と終業の時間は東京時代と変わりませんが、なにより「通勤時間がゼロ」になったメリットは想像以上。

18時30分に自宅のリビングでPCを閉じれば、わずか1分でキッチンに立ち、夕飯の支度を始められます。

静かな環境で仕事に集中し、自然の景色でリフレッシュ

そして、ここ長岡市(栃尾地域)の仕事環境は、とにかく「静か」。春から初夏にかけてはウグイスの鳴き声が聞こえてきます。(毎日聞いているとその上達ぶりにほっこり^^)

この静寂のおかげで、仕事への集中力が格段に上がっている……気がします(笑)。

基本は画面を見つめ続けるデスクワークですが、ふと目を上げたときに窓から山が見えたり、キッチンから栃尾の町並みが一望できたり……。常にPCの画面とにらめっこなので、自然豊かな緑の眺望は、かなり良いリフレッシュになっています。

特別な書斎は不要。自宅につくる快適な仕事場

現在、私のリモートワークの拠点は「自宅リビング」。

特別なオフィスチェアやデスクを買い足したわけではなく、冬場は「こたつ」に入りながらリラックスして仕事をしています。

仕事に必要なパソコンや資料を手の届く範囲にまとめておけば、限られた空間でも十分に作業できます。

最初から完璧な仕事部屋を用意しなくても、実際に暮らしながら少しずつ、自分が集中しやすい環境へ整えていけば大丈夫です。

地方に暮らしながら東京の仕事も継続。新幹線で1時間30分

「地方に住みながら東京の仕事を続けるなら、出張の移動が大変そう」と思われる方も多いのではないでしょうか?

しかし、長岡は上越新幹線が通っており、意外と交通の利便性が良いのです!

実は、新幹線で長岡駅から東京駅まで「乗り換えなしの1本(約1時間30分~1時間55分)」で行けるのは最大の強み。このスピード感のおかげで、東京への移動はすべて日帰りで対応できています。

夕方16時ごろに東京を出れば、18時30分前には栃尾の自宅に帰ってこられます。そこからいつものようにお味噌汁を作っても、子どもたちの「お腹すいた!」にちゃんと間に合うのです。

そして、この新幹線に乗っている時間が、私にとって貴重な「余白の時間」。

車窓の景色が、田園風景からビル群へと変わっていくグラデーションは、気持ちがどこかグッと引き締まる瞬間です。

仕事が終われば車で5分の温泉へ! 長岡で見つけた新しい日常

移住して住まいが一軒家になり、子どもたちは家でも庭でも思いきり走り回って遊ぶようになりました。賃貸の頃のように「ドタバタしちゃダメ!」と注意すること格段に減っています。

また、リモートワークだからこそ、放課後の子どもの習い事の送迎にも柔軟に対応できています。

そして我が家の最大の楽しみは、自宅から車で5分ほどのところにある地元の温泉へ行くことです。実は長岡市民になると割引料金で利用できる施設で、お財布にも優しく、仕事の疲れを心身ともに癒やすことができます。

仕事に向き合う一人の大人としての姿を日常で見せられていることは、子育ての面でも本当にプラスになっていると感じています。

地方移住で後悔しないために知っておきたいデメリットと暮らしの工夫

地方移住には多くの魅力がある一方、実際に暮らしてみて初めて気づく不便や戸惑いもあります。

ただし、事前に知っておけば対策できることも少なくありません。

ここでは、長岡でのリモートワーク生活で感じたデメリットと、それを無理なく乗り越えるための工夫をお伝えします。

オフィス特有の「温度」がない寂しさ

ふらっと同僚とランチに行ったり、オフィスでのちょっとした雑談から企画が生まれたりする「チームの空気感」がない寂しさは、今でも時々感じます。

テキストだけのコミュニケーションになるため、いつも以上に丁寧な言葉遣いを心がけています。

ウーバーイーツはないけれど、自炊ストックで賢く節約

栃尾地域には、都会のようなウーバーイーツや出前サービスはありません。

最初は「不便かも」と思いましたが、今では昼食用の食材を常備するようになり、かえって無駄遣いが減って健康的な節約につながっています。 わたしは仕事に集中すると決まった時間の休憩もストレスになるタイプ。自分のペースでサクサクと仕事を進められる在宅ワークのスタイルは、とても自分に合っていると感じます。

子どもの帰宅後は一気に賑やか。在宅勤務と生活音を両立する工夫

我が家には育ち盛りの小学生男児が2人います。

夕方に子どもたちが帰宅した後は、家の中が一気に賑やかになり、友人たちが集まって騒がしくなることも日常茶飯事です(笑)。

オンライン会議のときは事前に「今から大事な会議だから、静かにしてね」とスケジュールを共有し、子どもたちなりに協力してもらう「対応力」を育てています。

とはいえ、これはわたしにとって日常の心地よい「生活音」。不思議と仕事のノイズにはならず、自分のペースを保てています。

冬は公共交通が遅れることも。車なし生活で経験した失敗

実は移住当初、わたしは車の運転免許を持っていませんでした。 そのため、最初の出張は栃尾から長岡駅まで、路線バスを利用したのです。

ところが冬のある日、大雪の影響でバスが少し遅延しました。乗換まであまり猶予のない時間で切符を取っていたため、長岡駅に到着したときには、発車まで「残り3分」という絶体絶命の状況でした

PCの入った重い荷物を抱えて駅の階段をダッシュし、滑り込みで乗れたものの、あのときの冷や汗は忘れられません。

栃尾地域のバスは朝、通学の学生さんで混み合いますし、本数も限られています。

「移動をスムーズにするには、車が必須だ」と痛感した私は、在宅ワークの合間を縫って自動車学校へ通い詰め、3カ月ほどで無事に免許を取得しました。今では車移動でストレスなく移動できています。

仕事もキャリアも諦めない。「長岡リモートワーク移住」という心地よい選択

長岡市には新幹線をはじめとする便利な街の機能があり、すぐ隣には大自然が寄り添っています。

平日は静かな環境で在宅ワークと育児に集中し、必要に応じて新幹線に揺られて都会の刺激を受けに行く。そんな無理のない「長岡での移住生活」が今のわたしにはフィットしています。

今後は、私の住んでいる大好きな栃尾エリアの魅力や、冬の乗り越え方などについて、もう少し詳しく紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!

この記事を書いた人

とちこ
とちこ
長岡市栃尾出身。大学卒業後、都内の紳士服メーカーや、編集プロダクションで企画・ディレクションに携わる。2025年、母との同居や子育て環境を考え故郷へUターン。現在は東京の仕事をフルリモートでこなしつつ、二児の母として長岡ライフを満喫中。四季折々の行事が大好き。雪国の豊かな自然の中で、仕事も育児も「楽しむこと」をモットーに暮らしている。