先日は記録的な大雪になりましたが、長岡市は一気に本格的な冬到来。
雪国でもある新潟県長岡市は、冬のレジャーといえばスキー・スノーボードと言ったウィンタースポーツが主流です。
市内にももちろんスキー場がありますが、関越道・北陸道が交差する長岡は、近隣の市や県にも車でアクセスしやすい好立地。
ちょっと足を伸ばせば、普段とは違う遊びのできるスキー場もあり、一気に選択の幅が広がりますよ!
長岡生まれ・長岡育ちで、今はスノーボードが好きすぎて、千葉に住みながら家族を連れて湯沢町に二拠点生活してしまった筆者が、長岡近くのおすすめのスキー場をご紹介します。
1.長岡市付近のおすすめのスキー場
長岡市内ではありませんが、近郊でおすすめのスキー場をまずは2つご紹介します。
須原スキー場
新潟県魚沼市のスキー場で、緩斜面・急斜面など初級者から上級者向けの各種コースが豊富。
関東からはちょっと行きづらいので、駐車場はいつも長岡ナンバーの車が沢山停まってます。
豪雪エリアなので積雪量も豊富で、非圧雪のゲレンデもあります。
1日いても飽きない豊富なコースバリエーションなのに、リフトの待ち時間もほぼなく、メジャーゲレンデに比べるとリフト料金も良心的。
ゲレ食もボリューム満点で安くて、美味しい。
スキー場としてトータルのポイントの高さに、実は内緒にしておきたいスキー場の一つです。
センターハウスにはキッズルームもあるので、我が家は長岡市に帰省時に頻繁に通い、夫婦で子どもの面倒を交代して見ながら滑っていました。
スキースクールも充実していて子供向けのレッスンもあり、先生たちはベテラン揃い。
今や全国どこのスキー場の上級コースも滑れるようになった我が家の子供達は、ここでスキーの基礎を教えてもらったと言っても過言ではありません。
- 住所:新潟県魚沼市須原1846-13
- 長岡からのアクセス:国道17号・291号経由で約1時間
奥只見丸山スキー場
ここはかなり特殊なスキー場です。
日本有数の豪雪地帯にあるため、ハイシーズンは6メートル近く雪が積もります。
よって除雪が追いつかないのと、スキー場までの唯一のアクセス道路「奥只見シルバーライン」が厳冬期は閉鎖してしまうこともあり、他のスキー場のメインシーズンでもある1月中旬から3月中旬まではクローズしてしまうのです。
滑れる時期は、11月下旬から年始、3月中旬から5月中旬まで(積雪状況によって異なります)。
春スキーのメッカのスキー場と言われています。
私は春しか行ったことがないのですが、3月のこの積雪量に圧倒されます。
かなりの山奥に位置するため、3月の里山は落ち着いた春雪でも、ここではパウダスノーが滑れます。
ハーフパイプやキッカーなども充実していて、全般的に上級者が多いです。
山頂ペアリフトを登って丸山山頂(標高1,242m)まで行くと、360度見渡す限り燧ヶ岳や平ヶ岳などの山々を臨むことができ、その景色には圧巻されます!
これを見るだけでも、奥只見丸山スキー場に来る価値があります。
奥只見シルバーラインも奥に進むにつれて手彫りのトンネルもあり、ここならではの独特な景色でアドベンチャー感が満載です。
- 住所:新潟県魚沼市湯之谷芋川大鳥1317-3
- 長岡からのアクセス:約1時間半(関越道小出ICから1時間)
2.関越道のおすすめスキー場
関越道を湯沢方面に行く際は、おすすめのスキー場が3つあります。
六日町八海山スキー場
高低差800mの全長3,000mのダウンヒルコースは、八海山スキー場の名物コース。
急斜面・中斜面が連続する気を抜けないコースで、降りてきた時には足がパンパンになります。
パウダー・コブ・パークなど11のコースが満喫でき、ロープウェイで一気に山頂に行けます。
中・上級者が多いですが、山麓付近には緩斜面ゲレンデがあり、初心者や子供連れでも安心して滑れます。
プリンス系列のスキー場になるので、小学生まではいつでもリフト料金が無料なのも嬉しいポイント。
ゲレ食もスキー場支配人一押しの「焼きカレー」や栃尾の油揚がドーンと1枚乗ったおそばなど、八海山スキー場ならではの食事が楽しめます。
- 住所:新潟県南魚沼市山口1610
- 長岡からのアクセス:約1時間(関越道大和スマートICから17km)
舞子スノーリゾート
長岡からは関越道を使いますが、塩沢石打ICからわずか1分とアクセスは抜群。
最長滑走距離は6,000mもあり、初心者から上級者まで楽しめる26のコースがあり、とにかくゲレンデが広いです!
そして私がおすすめしたいのは、実は小さいお子さん連れのファミリーの方。
託児室やキッズルーム・畳を敷いた広い無料休憩室などがあるので、まだ滑れないお子さんが遊ぶ場所がたくさんあります。
山頂・中腹・麓とどのエリアへ言ってもレストランがあり、また日帰り温泉も楽しめるスキーセンターやホテルもあり、リゾート気分を楽しめます。
- 住所:新潟県南魚沼市舞子2056-108
- 長岡からのアクセス:約1時間(関越道塩沢石打ICから1分)
湯沢中里スノーリゾート
コンパクトながら、初心者から上級者まで楽しめるコースが充実していて、誰もが満足できるスキー場です。
雪山デビューの聖地とも言われ、スキー・スノーボードスクールは定評があります。
森の中を滑り抜けるコースやトンネル・ドレミベルなどの障害物をクリアするコース、子供向けのなんちゃってモーグルコースなど、キッズ向けのアトラクションが豊富。
ゲレンデ内には実際に使われていた車両がそのまま無料休憩所になった「ブルートレイン」があり、子供達が喜ぶのは間違いなし!
上級者には非圧雪急斜面・タイトなツリーランエリアがあり、かなりレベルが高いです。
標高があまり高くないため、ハイシーズンに狙うのがおすすめ。
- 住所:新潟県南魚沼郡湯沢町土樽5044-1
- 長岡からのアクセス:約1時間10分(関越道湯沢ICから5km)
3.北陸道のおすすめスキー場
妙高杉ノ原スキー場
妙高高原ICから10分とアクセス抜群のスキー場。
最長滑走距離8.5kmはかなり滑りごたえがあり、またゲレンデも幅が広いので初心者でも滑りやすいです。
杉ノ原スキー場自慢のスノーパーク「Sugi Park」は、地形を活かしたアイテムがたくさんあり、ジャンプ・ジブ・地形様々なジャンルが楽しめます!
遠くに富士山、眼下には野尻湖を見ながら滑ることができ、景色も圧巻です。
子連れファミリーも、ちびっこゲレンデやキッズイベント・スクールなど盛り沢山でレンタル用品も充実しています。
こちらもプリンス系のスキー場なので、小学生以下のお子様は全日リフト料金が無料です。ありがたい…。
シャルマン火打スキー場
最後にかなりマニアックなスキー場をご紹介します。
シャルマン火打スキー場は糸魚川市にあり、なんと滑走可能な面積の65%が「非圧雪」というスキー場。
完全に中・上級者向けのゲレンデで、海外のスキー場に近いイメージかもしれません。
ディープなパウダースノーを求めて、パウダージャンキーたちが全国からやってきます。
なので、やたらファットなスキーやノーズの尖ったパウダーボードに乗った人が多く、板を見ているだけでも楽しめます。
リフトはクワッド1基・ペア2基のみになりますが、コースは16本あり一つの山を自由に滑るというイメージ。
非圧雪エリアは自己責任においての滑走となります。
冬の日本海に近いため晴天率は低いですが、晴れた日は絶景で日本海を見下ろしながら滑れるスキー場は、新潟にはなかなか無いと思います。
4.天候や雪の状況によって選ぶのがおすすめ
ご紹介してきた通り、長岡市からちょっと足を伸ばすと、様々なバリエーションに富んだスキー場を楽しむことができます。
魚沼方面・湯沢方面・妙高方面と高速を使って色んな方面のスキー場に行けるのは、交通のハブである長岡市ならではの最大のメリット。
しかも、関東からのスキー客の車の流れとは逆方向のため、渋滞もなくアクセスできます。
子連れファミリーでも楽しみたい・パウダーを滑りたい・パークで遊びたいなど、目的によって選べるスキー場が長岡市の周りにはたくさんあります。
また、それぞれ立地が異なるので、積雪の状況や天気の状態によって遊びに行くスキー場を選ぶのがおすすめ。
いきなり大雪から始まった長岡の冬。
今シーズンは豊富な雪が期待できそうですね。
毎年滑りに行かれる方も、今年ゲレンデレビューされる方も、ぜひ雪国長岡ならではのウィンタースポーツを楽しんでください!