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2023/6/21

移住地長岡市の人・暮らしの魅力満載!お試し移住イベントレポート

去る6月17日(土)に東京のふるさと回帰支援センターにて、長岡お試し移住認知度爆上げセッション「長岡の魅力マシマシトーク」が行われました!

来月7月から始まるお試し移住体験の募集を前に、昨年度の参加者からの体験記を聞いたり、長岡在住で面白いことを色々仕掛けているゲストに長岡暮らしのリアルを紹介していただくイベント。

私的には、おそらく神回では…と思われるくらい、移住セミナーにありがちな型にはまらない、面白い話がたくさん聞けた充実したイベントでした!

現地に潜入捜査に行ってきましたので、当日参加できなかった方も、これからお試し移住を試してみたい方も、是非一度見てみてください。

まずは長岡市とお試し住宅についてのご紹介

長岡市は謎の花火が週1で上がる!?

長岡市の紹介をする、長岡市広報・魅力発信課の佐藤さん(右)

まずは、長岡市の移住窓口の顔と言ってもいい、市の佐藤さんから長岡市の紹介について。

ですが、私個人的には「松田ペット」のTシャツが気になって話の内容が入ってきません。

「松田ペット」とは長岡市にあるペットショップで、手書きの看板が市内に多数設置されており、市民であれば誰もが目にし、大人になった今でも強烈に覚えているアノ看板。

今や看板のデザインを使ったエコバッグのガチャガチャが全国で販売されており、ちょっとした長岡の名物になっています。

自治体担当者にありがちなかっちりとした格好ではなく、あえてこのTシャツを着てきた佐藤さんに長岡愛をたっぷりと感じました。

話はさておき、長岡の特徴として会場がざわついたのは….

  1. 新潟県は縦にすると九州を縦断するくらいの大きさ、横にすると東京から名古屋くらいまでの大きさ。
    (もはや長岡単体の話ではないですが、そんなに大きいの!?と会場がどよめきました)
  2. ゴミの収集問題
    (燃えるゴミが週1回しかなく、生ごみの収集が週2回なのは移住者にとっては謎。理由はちゃんとあります)
  3. 謎の花火が週1で上がる
    (個人のお祝いまで花火を上げる長岡市。毎週のように花火が上がって市に問い合わせが来るので、市のWebサイトに「花火打揚げ予定表」が公開され、おおむね毎週更新されています)

長岡の気候についてですが、実は避暑地としての夏の涼しさはなく、夏は蒸し暑く冬は大雪で寒いという、あえてのマイナス面を「エッジの効いた気候」とご紹介。

良いところばかりではなく、長岡のリアルな面も知って欲しいという、移住を考える人にとってはむしろありがたい情報ですね。

実際に移住をされた方が「なぜ長岡を選んだのか?」という点についても紹介がありました。

  • アウトドアの趣味を楽しみたいから
  • 東京から1時間圏内(新幹線)とアクセスが良い
  • ライフラインが首都圏並みに充実
  • 大きい病院が3つもあって安心
  • 栄えすぎておらずちょうど良い田舎が心地いい

などなど…

この辺りは、Topページの移住者インタビュー動画や移住者自らが書いたブログ記事でも紹介されてますので、ぜひチェックしてみてください。

お試し移住に来たらぜひ試してもらいたいこと

お試し住宅を管理する、かきがわ不動産の川合さんからお試し住宅についてのご紹介

続いては、長岡市のタウンエリアにあり、長岡駅から徒歩13分とアクセスも良いお試し住宅「タウンエリア日赤町」のご紹介。

こちらのお試し住宅の施設概要ついては、下記のブログで詳しく紹介されてますので、ご覧ください。

お試し移住をするからには、ぜひ長岡暮らしを体感するためにも、下記のことを試して欲しいと川合さんからご紹介がありました。

  • 徒歩やバスで時間のある限り街を探索して、雰囲気を感じる
  • 市の移住担当者を通じて、地域の人の話を直接聞いてみる
  • カーシェアで車を借りて、地域の観光地にも足を伸ばしてみる
  • 早朝は近くの信濃川のジョギングがおすすめ、地元の人があいさつしてくれる
  • お酒が美味しいので夜は街の飲み屋へ。地元の人と知り合いになれるかも

その他にも、お試し住宅に滞在している間に、市の担当者が先輩移住者との交流会や、お宅訪問、長岡市の保育施設や小中学校の見学などもセッティングしてくれます。

暮らし以外にも、子供の教育環境なども知れるとより安心ですね。

昨年のお試し移住体験者へのインタビュー

名古屋在住の原さんにお試し移住体験の様子をインタビュー

原さんはパートナーの方が新潟県柏崎市在住ということで、将来的に中越地域に移住を考えており、昨年長岡市のお試し移住体験に参加されました。

そもそも、長岡に来る前は花火が有名、くらいのイメージしかなかったとのこと。

体験に来られたのは今年の1月末〜2月にかけて。

一番雪が過酷な時期にあえて来たのは、雪国の暮らしを実際に体験して、移住できるかどうか試したかったからだそうです。

長岡の雪を体験してわかったのは、

  1. 通勤前に、車を出せるように家の前と車の上に積もった雪を下ろす除雪作業のために、1時間早く起きることが必要
  2. 冬は晴れ間がほとんどなくどんよりとした天気なので、太平洋側に住んでいる人は気が滅入らないよう慣れが必要
  3. 低気圧で頭が痛くなる人は、冬の日本海側の暮らしが大丈夫か、一度試してみる必要がある

ということ。

長岡市にずっと住んでいる人にとっては当たり前のことでも、県外から来る人から見たら気づくことってありますよね。

そんな貴重なアドバイスをいただきました。

長岡の冬の暮らしの様子については、下記の移住者ブログに詳しく記載されています。

特に原さんが今回長岡市に滞在されて印象に残っているとお話しされていたのが、長岡の人の温かさ。

市の移住担当者と子育て施設を訪れた際に、スタッフの方が「一人で来ているお母さんには積極的に話しかけるようにしている。そうすることで、県外や市外から来た孤独なお母さんを救いたい」と話をされていたそうです。

今年のゴールデンウィークにその施設に遊びに行ったら、スタッフの方が「あなたを待ってたのよ」と歓迎してくれたとのこと。

これは最高に嬉しいですね!

観光でホテルに泊まっただけでは、こうした体験はなかなかできません。

駐車場の除雪がどれくらい大変か、ゴミ出しの分別はどうなっているのか。

暮らしを知るには、生活体験をすることが大事です。

市の佐藤さんに「こんな人に話を聞きたい」「こんな場所を見てみたい」とリクエストすると、アテンドしていただけるので、ぜひ長岡市に滞在中は活用できると良いですね。

長岡在住お二人のゲストを招いてのまちづくり座談会

ここまで記事を書いて気づいたのですが、まだイベントの半分しか終わってません…

長岡の移住イベント、内容が濃すぎます。

このあとは、見た目もぶっ飛んだオジさん2名をゲストに迎えた、「移住イベントでこんなこと言っていいの!?」というトークだらけの座談会。

話が横道に逸れるのを、市の佐藤さんが想定していたのか・いなかったのかはわかりませんが、ここからはオンライン参加無しのリアルのみでの開催となりました。

私も書ける範囲で、内容をみなさんにお伝えします。

食と町おこしの仕掛け人、大竹さん

長岡で2番目に大きい町の町内会長・月1のみんなの食堂・ナガオカクラフトビールフェスティバル実行委員長・家庭教師など、さまざまな顔を持つ大竹さん。

町内では、高齢者と若者が一緒になって町を盛り上げられるように、従来の形に全くとらわれないお祭りやイベントを企画して改革を起こしたり。

長岡のお酒や食を広めるべく、自治体を組んで大規模なイベントを仕掛けたり。

長岡を盛り上げるための様々な活動の中に秘められた想いや、そうした活動から見えてくることなど、まちづくり全体に関わる貴重な話がたくさん聞けました。

県庁職員の枠組みを超えてまちづくりを行う、桝潟さん

新潟県庁の職員として、県庁前の広場を活用した「県庁ナイトマルシェ」や、コロナ禍で影響を受けた飲食店の支援で始めた県庁前の空きスペースにキッチンカーを集めるプロジェクトを始めたり。

町内の子ども役員や地域の神輿会役員も率先して行い、公務員の型にはまらない活動から「はみだし公務員」と呼ばれている枡潟さん。

「beyond the boundary!境界を飛び越えろ!」を合言葉に、様々な働き方や暮らし方を実践する様子は、地域の暮らしを面白くするヒントがいっぱいでした。

二人が思う、長岡市の良いところと悪いところ…!?

アフロでオーバーオールのおじさんと、ピンクが眩しい夏全開のおじさん二人のお話は、話が脱線するに決まってるんです。

移住という枠を超えて、大人の働き方・子供の教育のあり方・人生を面白くする生き方まで、とにかく話が面白くて、予定時間をオーバーするほど。

その中でも特に印象的だったのが、長岡市の良いところと悪いところ(こうなって欲しい)について。

【長岡市の良いところ】

  • お節介焼きの人が多い
  • 一人で飲みに行っても隣の人とすぐ仲良くなれる
  • 街が程よい大きさなので、知り合いの知り合いと人がつながるスピードが速い
  • 色々な物事がまとまりやすい程よい規模感
  • 新幹線で都心からも近く都会感もある
  • 既に完成された街ではないので、これから色々変化を起こすことができる

【長岡の悪いところ(こうなって欲しい)】

  • 学校の学び方がもっと自由でもいいのではないか
  • 大人の働き方ももっと選択肢があって良い
  • 行政と民間が関わってチャレンジする機会を増やしてほしい
  • 変化のスピードがちょっと遅い
  • もっとみんな欲を持っていい

長岡に生まれ育ち、一度街を離れてまた長岡市に戻ってきたお二人だからこそ見える、長岡の良さとこうなって欲しいという願望。

地方ならではの昔ながらの慣習やしきたり・規制概念を、時代に合わせてちょっとずつ変えていこうと活動をされている方のお話は、地域活性のヒントがたくさん詰まっていました。

こんな面白い大人がいる街、というだけでも長岡市って住んだら面白そうだな、活気がありそうだなとイベントに参加された方には感じていただけてたのではないかと思います。

最後は長岡のお酒とおつまみで懇親会

座談会終了後は、ゲストや参加された方たちとの交流会が開催されました。

長岡市で400年続く醤油屋さんが始めた、クラフトビールメーカー「HEISEI BREWING」のビールでまずは乾杯!

6種類ほどのビールが用意され、ブルワー(ビール醸造職人)の佐藤さんも会場に来ていただき、直接説明いただきました。

今年の9月2日と3日にアオーレ長岡にて、地元のクラフトビールと食が堪能できる「ザ・ビール展」の開催が決定されたそうですよ。

こちらのイベントの仕掛け人は、先ほどの座談会のゲスト大竹さん。

HEISEI BREWINGのビールも堪能できますので、お酒好きの方はぜひ足を運んでみては。

おつまみは、もちろん長岡の米菓。

他にも長岡市の老舗「江口だんご」さんの笹団子もありましたよ。

長岡市出身でUターンを考えている方、Iターンで長岡に興味を持った方など、様々なバックグラウンドを持つ人たちがお酒片手に情報交換されてました。

間違いなく、今回参加された方は長岡市の魅力も伸び代も、十分に知っていただけたのではないかと思います。

イベントに参加できなかった方でもこの記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ下記の「お試し移住体験」のページにて、お試し住宅と募集期間についてチェックしてみてください。

参加にまだ不安がある方は、広報・魅力発信課もとい、松田ペットTシャツの佐藤さんが親身になって教えてくれます。

ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いた人

近藤 純代
近藤 純代
高校まで長岡で生まれ育ち、大学進学とともに上京。2006年に夫と映像・Webの会社を東京で起業し現在は千葉在住。子連れ車中泊での日本一周や、冬のみ家族ごと越後湯沢で暮らす二拠点生活など、PC1台で仕事しながら旅するように暮らすのが理想。アウトドアスポーツ全般が好き。
ご縁があって「長岡のはじめ方」の制作・運営をお手伝いしています。