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2023/6/5

若者を応援してくれる街長岡市!Uターン移住から起業して思うこと

東京から新潟県長岡市にUターン移住し、起業して1年目になりました。

この記事では、これから長岡で起業をお考えの方に私が起業するために知っておきたかった活用するべき支援制度のご紹介と、実際に起業してみたリアルをお伝えしたいと思います。

私が長岡市で起業した理由

新潟県長岡市は私が高校から大学まで過ごした場所です。

小さい頃から絵を描くことが好きで、好きなことを職にしたいという思いが長年あり、スキルアップをするうちにさらに挑戦したいという思いが芽生え、漠然と開業する自分のキャリアイメージをもちました。

長岡造形大学卒業後に、東京の映像制作会社に勤め、Uターンで長岡へ。

その後、広告制作会社で経験を積み、個人事業主としてデザイン事務所「ぺえぺえDESIGN」を24歳で設立。

パソコンさえあればどこでも仕事ができる業種なので、起業場所へのこだわりはなく、東京で起業しても同じように走り回っていたと思います。

家族の近くにいたいという思いがあり、いずれはUターンする予定でいました。

そして少し戻るタイミングが早まり長岡での起業となります。

実際に開業準備を進めると、経理や営業、なにもかもやったことのない作業で試行錯誤の繰り返しでした。

人見知りで繊細の私がなぜ起業したのか。

飛び込む少しの勇気が持てたのと、長岡市が若者を応援する土壌があり、私の背中を押してくれたからです。

長岡は若者を支援する制度が充実!

では具体的に、長岡市にはどんな支援制度があるのか。

起業の際には活用したい、支援制度を具体的にご紹介します。

1.若者提案プロジェクト

ながおか・若者・しごと機構が運営し、18歳〜39歳を対象に長岡でイベントなどやりたいことをサポートしてくれる支援制度。

プロジェクト実施に要する総経費の4分の3以内の補助をしてもらえます。

実際のプロジェクトの例では、醸造のまち摂田屋の魅力を体験出来るイベント「セッタニア」を学生有志が開催しました。

2.学生起業家育成補助金

新潟県起業支援センターCLIP長岡にご紹介いただいた、学生起業家育成補助金制度。

大学等に在学中もしくは卒業後5年未満の者または市内の大学等の教員が対象で、開業に要する対象経費の5分の4以内の額(上限:法人30万円、個人事業主20万円)です。

私も事業計画書を提出し、プレゼンを終え採択いただきました。

3.市長表敬や新聞掲載

タイミングなど条件が合えば取材をしていただけるチャンスもあります。

4.長岡商工会議所への入会後の個別相談や交流会

「創業者クラブ」という、創業したばかりの方と出会える集まりや、経営相談や税務相談などのサポートが多くあります。

起業支援グループの担当の方々に実際にお世話になっています。

5.リーンローンチパッドプログラム

新潟県起業支援センターCLIP長岡が運営する「起業家育成プログラム」で、事業を0から実現するためのビジネスの作り方を学べます。

起業したいと思った時に最高な学び場です。

6.地域おこし協力隊

県外から長岡に来た若者が、長岡の地域活性化を業務としお給料をもらえる制度。

私は選択肢として知らずにいたのですが、地域おこし協力隊として働きながら、起業準備をコツコツ進める手段もあります。

地方起業のリアル

ネット販売やリモートワークできるような事業内容であれば 、移住先は関係ないと考えています。

私の場合は、Webサイト・SNS・知り合いからのご紹介・交流会などのアピールなどをきっかけにお仕事につながるケースが多いです。

以前参加させていただいた「Matching HUB Nagaoka」という”産学官金”連携マッチングイベントから、ビジネスに繋がることもありました。

最初は実績も無ければ取引先との人脈も無く、口コミもない状態なので待っているだけでは仕事は当然来ません。

0からのスタートなので、どんなにつらくても責任と覚悟を持って、自分のやっていることに真剣に向き合わなくてはいけません。

情報ばかりに時間も気も取られてしまいがちですが、私の場合は実際に起業してみて理解することの方が多く、ひたすら行動と改善の繰り返しで関わる人や環境もガラッと変わりました。

長岡で起業してみた結論

デザイナーとしては美しさを求めてしまいがちなのですが、経営者としては数字と結果が何よりも重要になります。

デザインも経営も難しいことだらけですが、その面白さがやりがいとなっています。

0からのスタートはやった分だけ何らかの形となって、良くも悪くも結果に現れますし、案件を託していただいたお客様の想いに真摯に役に立ちたいと強く思います。

なので、リピートをいただけたときには、心の底から嬉しいです。

実際にUターン起業してみて、新潟県長岡市は応援してくださる方々・交流会・支援制度がとても多い街だと思いました。

長岡市に移住して起業をお考えの方、ここは希望を持った若者を応援してくれる、あたたかい人に恵まれた街です…!

ぜひ長岡で、実現したい仕事と理想の暮らしの両方を手に入れてください。

この記事を書いた人

山田 準子
山田 準子
新潟県魚沼市出身。長岡造形大学卒。制作会社での実務を経て「ぺえぺえDESIGN」を開業。小さい頃から絵を描くことが大好きなクリエイティブマニア。
子どもと猫大好き。広告制作業務と幼稚園アート講師を行う。